▶眼瞼けいれんに対するボトックスについて
2021年04月28日
当クリニックでは『ボトックス(ボツリヌス毒素)』による治療を開始します。
「眼瞼けいれん」や「片側顔面けいれん」は、まぶたや口元が不随的にけいれんするという症状が典型的ですが、初期症状として目や目の周囲に違和感や異物感がある、まばたきが多い、眩しい、目を開けているのがつらい、目がショボショボする、といったドライアイとよく似た症状もあります。本治療法は、これらの症状に対して最も有効な治療法と考えられています。
ボトックスは筋肉の緊張をやわらげる作用があります。まぶたのまわりの緊張している筋肉にボトックスを直接注射することで、筋肉のけいれんや収縮の原因になっている神経の働きを抑え、緊張しすぎている筋肉を緩めるものです。
ボトックス治療の効果は通常2~3日後から現れ、おおむね2~4ヶ月ほど効果が続きます。効果が弱まってくると、再びけいれんの症状が出てきますので、繰り返し注射を行う必要があります。副作用として、皮下出血、閉瞼不全、眼瞼下垂、視力低下などが起こる場合がありますが、いずれもボトックスの効果が切れると改善します。
治療を受けた方の80%で症状の改善が得られるという統計が出ていますが、効果の出方や持続時間、また副作用の出現率には個人差があります。また、片眼のまぶたがピクピクと小刻みに動く「眼瞼ミオキミア」との鑑別も必要です。
目のまわりや顔のけいれんでお悩みの方は一度ご相談下さい。 (副院長 記述)